女性独立論

これはいつか毎日新聞の「投書」らんにあった女性の発言です。お読みになってどんな感じがしますか?私にはなんとなく弱々しい三十娘の抗談のように感ぜられるのです。
この青木さんはごらんのように無職なのです。彼女自身、それに打ち込んで生きがいを感じられるような職業を現在もっていないのです。
つまり、彼女のこの発言には彼女の体験がものをいっているわけではないのです。女だって、仕事に自分をうち込めば、結婚なんかしなくてもいいわけだ。
こう一般的にいっているにすぎないのです。彼女はこれから先なにか仕事に自分を打ち込んで行くのでしょうか。
彼女は現在「あせり」をちっとも感じないといっています。
彼女があせりを感じないのは、結婚にかわる仕事をもっているためではなくして、結婚について自由な考えをもっている両親の教育のせいなのです。
経験値を上げるにはまず相手がいないとね。
私はこの投書をやっつけようと思ってここに紹介したのではないのです。私がこれを紹介したのは、何となく弱々しい、あいまいな女性独立論のひとつの見本を示したかったからなのです。
そして、カトリック教徒とかマルキストとか、そういった非常に信念的な主張に生きている人は別として、普通の少しばかり進歩的で現代的な女性たちの主張する女性独立論は、
だいたい、この投書と同じような性格l何とない弱をしさ、あいまいさをもっているように思われるのです。いったいこれはどういうわけでしょうか?
昨年ある大学の教授がほとんど全国にわたって十五歳から三○歳までの男女青年一万人について「現代青年の悩み」は何であるかということについて調査しました。

出典:安心 出会系

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