幸福な結婚

私はその簡単な報告書を股近よんだのですが、それにはこんな結果が出ています。現代の女性青年の悩みをその多い順から並べてみるとl
①人生の理想についての悩桑(四二・一・〈-セント)
②現在の収入についての悩み(二五・三・〈-セント)
③友人(同性)との悩み(二○・六・ハーセント)
④容姿についての悩み(一三・六・〈-セント)
となっています。
この調査によれば、現代の若い女性の一ばん大きな悩拳は「人生の理想がなんであるか」とい
うことについての悩桑なのです。おそらくあなたがたの四○・〈1セント近くもこういう悩承をば
くぜんともっていられるのではないでしょうか。考えてみると、人生の理想は何であるかという
悩みは、敗戦前までは大体男性青年の悩みであったように思われます。一昔前の女性は、そんな
ことについてあんまり悩まなかったと思います。ところが、今日では、人生の理想について四○。
〈1セント以上の若い女性がいま悩んでいるのです。)

これはどういうことなのか。一昔前までは結婚が女性の理想、いや、理想というよりは、どう
にもそこから逃れることのできない、人生のコースだと考えられていました。彼女たちはとにか
く女は結婚すべきものだと頭から信じて結婚しました。ところが、終戦後、さきに紹介した投書
のような考えが女性解放のひとつの結論として出てきました。

結婚、結婚、っていうけれど、結婚だけが女の生きて行く道ではない、若い女性たちはこう考えるようになりました。

出典:結婚相談所 比較

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女性独立論

これはいつか毎日新聞の「投書」らんにあった女性の発言です。お読みになってどんな感じがしますか?私にはなんとなく弱々しい三十娘の抗談のように感ぜられるのです。
この青木さんはごらんのように無職なのです。彼女自身、それに打ち込んで生きがいを感じられるような職業を現在もっていないのです。
つまり、彼女のこの発言には彼女の体験がものをいっているわけではないのです。女だって、仕事に自分をうち込めば、結婚なんかしなくてもいいわけだ。
こう一般的にいっているにすぎないのです。彼女はこれから先なにか仕事に自分を打ち込んで行くのでしょうか。
彼女は現在「あせり」をちっとも感じないといっています。
彼女があせりを感じないのは、結婚にかわる仕事をもっているためではなくして、結婚について自由な考えをもっている両親の教育のせいなのです。
経験値を上げるにはまず相手がいないとね。
私はこの投書をやっつけようと思ってここに紹介したのではないのです。私がこれを紹介したのは、何となく弱々しい、あいまいな女性独立論のひとつの見本を示したかったからなのです。
そして、カトリック教徒とかマルキストとか、そういった非常に信念的な主張に生きている人は別として、普通の少しばかり進歩的で現代的な女性たちの主張する女性独立論は、
だいたい、この投書と同じような性格l何とない弱をしさ、あいまいさをもっているように思われるのです。いったいこれはどういうわけでしょうか?
昨年ある大学の教授がほとんど全国にわたって十五歳から三○歳までの男女青年一万人について「現代青年の悩み」は何であるかということについて調査しました。

出典:安心 出会系

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結婚の焦り

ところが、現実はけっしてそうではないのです。どうしてでしょうか。過去の愛情経験をもつ男性がひとりで数人の女性と恋をするということ、同時にまたひとりの女性が何度も恋をすると
いうこと‐lこういう事情が、若い女性の人口数と若い女性の恋愛数とを同一のものにさせないのだと思います。
このことをやかましく考えてゆきますと、たいへんむずかしい問題にぶつかるワヶですがlこのことからいまのぱあい、さしあたってひとつの結論をだしておきたいのです。
つまり結婚の相手の男性に過去があるとしたぱあい、その過去の恋愛体験は、何回くらいあったかという問題です。
五度も六度も過去の恋愛を経験した男性lこういう男性は、やっぱり慎重に考えたほうがいいようです。一度か、せいぜい二度でしたら、やむを得ないことです。
けれども多すぎるのはどうかと思うのです。結婚に悪いイメージを持っていても、一歩踏み出してください!

「独身は不幸ではない」という女性について「…女が独身でもいちがいに不幸とはいい切れません。配偶者をえて、子を育てたいのは本能ですが、人間の欲望はそれだけではない。仕事に興味をもって打ちこめば、夫や子供がなくても、生きがいを感じられるし、時には家庭がじゃまにさえなるのです。少くとも結婚できない不幸はうすれるはずです。私は間もなく三十娘といわれる年齢に近づきます。でも私は結婚を唯一の目的として育てられなかったため、少しもあせりを感じていません.…..」
(目黒区、無職、青木よし子)

出典:出会い系 サクラいない

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恋愛以外の問題

そこで、あなたの未来の夫が恋愛以外の問題でも、しじゅう、過去のことをあなたに語らずに
はいられない性質か、それともその反対に、過去は過去として葬らせてしまい、常に現在・を、未
来を考巽童た口にする人であるかどうかlこの点をぁ旗たの眼で鑑別していただきたいと思うのです。
だいたい、未来よりも過去をいっそう語るのは老人ということに相場がきまっています。けれ
ども、若い人でも、好んで過去を語る人と好んで未来を語る人との区別があるように思います。
未来を語る人、いつも未来に心をむけている人lこういう人でしたら、すこしくらいの過去の
あやまちがあったとしても、じゅうぶん成功した結婚生活をいとなめるのではないでしょうか。
さて、あなたの相手のほうには過去がある、ところが、一方あなたには全然、過去がない。そ
こで、あなたはどうも自分のほうが分が悪いというふうにお考えになりますか。
あなたのぱあいはどうかしりませんが、こういうふうに考えたくなる女性もずいぶん多いかと思います。
とりわけ、あらゆる面で、男女の平等が叫ばれている今日、
こういう考え方はぞんがい一般に女性のあいだにしみこんでいるようにも思われます。
この問題はどう考えたらいいのでひとつここで理屈をいわせてください。

出典:結婚相談所 選び方

026

性格の型

もしすべての未婚の男性が、過去に恋愛経験をもっているとしたらlその恋愛の相手が人妻か、
それとも売笑婦のような人でないかぎり、すべての女性もまた男性と同じように、
過去をもった女性ということになるはずです。なぜならだいたい、男女はほぼ数が同じくらいなのですから。
朝、ちょっと不愉快なことがあると、一日中どうにも機嫌をなおせない、こういう人もいます
し、すぐケロリと気分をなおす人もいます。ふつう、こういう相違を性格という言葉で呼んでい
ますが、むしろ、性格の型lちょうど、髪の型なんかとおなじようにlというべきもののようです。
そこで、その人の過去の恋愛経験が、現在その人の恋愛についての考えや愛情の表現について
の型を、あんまりはっきりきめてしまっているような人でしたら、これは困るんじゃないかと恩
います。たとえば、あなたがその人と結婚してしまってから、日常の何でもない行動のハシ尋ハシ
に過去の恋人の匂いがただようとか、あるいは過去の恋愛の経験の断片がヒョィヒョィと現われ
るとか、そういうことは結婚生活にとって幸福だとはいえません。
あなたの未来の夫に過去があることがわかったぱあい、未来の夫がその過去の愛人を死んでし
まった人のように考えているか、そしてまたあなたじしんも、
その見知らぬ愛人をいまはもうこの世に生きていない人のように考えることができるか
問題はこういう点にかかっているように思われます。


出典:

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